La La Landをやっと見られたときの話DOI 7/10マチネ(現地雑感
※1. ものすごい何段階ものタイムラグがありますが、以下、DOIの生放送の映像が乱れていたため後日再放送を確認してから7/30(THE ICE前日)にかけて下書きしていた文です。あえて編集してないのでテンションがおかしかったりいま読むと違和感ある部分もあるかも知れませんがそのまま更新しています
なかなか現地で出会えなくてやっと!
今回みられて大興奮だったのにエクストリーム帰宅してTVでみたシネパラで胸がいっぱいになり先にそっちから語っちゃってましたね…
しかももう3週間経ってしまいました
明日からTHEICEはじまるやないかい!
このように勢いで下書きに溜めたものがたくさんあります…
Billsが最高過ぎる件についてはまたそのうち(?
(今季のプロどれも初っ端からひときわ最高すぎる)
さて、
いろんな理由が重なりホームリンクが閉じっぱなしのシーズンを国体個人優勝で終え、いちはやく新しいフリープログラムにとりかかり、それがLALALANDであると一報がでたのが3月。
直後年度末の、最初で最後に出てくれた(!)京都府民大会(無観客)で初披露と聞き、そわそわしつつ、SOIでもPIWでも現地では出逢えなかったので、白シャツ録画をみてはイメージを膨らませていました。
とは言うても。
これは積年の拗らせもある私の個人的な見かたなのだけれど、のちに名作となるプロもこの時期のお披露目時には例年まだそこまで最高最高いうところまでのテンションにはならず、出来たてで構成も決まってないしな… これまだショーバージョンだからな… と、じっくりかなり慎重にみる質がございまして。
ていうか、色んなプログラムが見られるのが好きというのをあくまでも原点としたい優等生ぶりたいスケオタなので、新しいプロを見るときは推しだろうが試合におけるライバルだろうがそこはフラットにまず受けとめる。
誰に限らず自分の場合はこれが通常なのである。
つとめてお行儀よく意識してきた部分もあるがたぶん。
むしろ贔屓には厳しくなっちゃう。
特に競技プロの場合、実際の試合構成をつい考えてしまうってのもあるやな…
よってその自分比抑えめテンションで、ララランドもすごく素敵で好きポイントが諸処に差し込まれてて、ワクワクするねえ、ただ既に名作あるからなあ、世界3大ララランド(勝手脳内ノミネート)を超えられるかなあ…どんな風に仕上がっていくんだろう、
…と、この先の期待をもつ感じでまずは映像をみていました。
それから(最初にSOI横浜をTVでみてから)2ヶ月半、
その間PIWがあり、そのTV放送、所属先の報があり、ganbarudeトークがあり、ショートプログラムの発表、最新クワドラプルの刊行、アサイン発表‼︎……と、ありがたいことになんだかんだと干からびる前に供給をいただき(オタク的物言い)あっという間にDOIをむかえることとなり。
からの、初日のレポでNEWなシネパラが公開されたことを知るわたくし。
知るも、目に入るかぎり具体的な言語情報はほぼ無い笑
私とて初見の映像(前回の記載)からだったが胸がいっぱいで言葉にならなかったのだから仕方ないのだけど〜(ちょっと強がり
ましてそれに今回は6年振りに羽生くんが出場(SEIMEI初披露でしたねぇ…あの年は現役引退したばかりの某助教とか今や超多忙コーチの肉襦袢ボレロなどすごかったですね…)ということで、ただでさえ50%収容の新横は久々の大激戦になっていたため、平日夜である初回に旧作からの具体的な違いまでつぶやいてくれる奇特な方などおらず、それ以前にもまず細かいとこおわかりいただける同志(勝手呼び)の方のレポを探すのもそりゃあ無理でしたわ…
ただ、具体的ではなくとも初演からとても胸に響くものであった模様、だけはとても感じとれ(推センサー
いろんな思いが去来しながら、新しいシネパラを受けとめる前提での心の準備をしながらあの日は現地新横に向かったのだけれど。(ここまで書いてまだ着いてない)
いつもの新横、でも見事に見知った顔にはあわない。会えてもノートイレ飲まず食わずとんぼ帰りを決めているのですれ違っててもマスクじゃ気付きようもなく。
前の日になかなかアップロードされなかった報道写真のフィナーレに、記憶の限り見慣れない青いシャツが小さく写っているのを道中スマホいじってて気付き、あれなんだろうなと思っていたところに開演。
オープニングにおそらくその、鮮やかな青いシャツで登場。
待って素敵すぎる
これまでにも述べてきたが、ショーのオープニングやフィナーレ群舞における素晴らしさ。
ほんとにこれはもう、わかっていただける方にはおわかりいただけると思うのだけど、こんなにドヤドヤしさも余計な動きもしないのにどんなに端っこでも完璧キラッキラにその場の振付と周囲のセッションからはみ出ることなく全力にキレッキレ。
ノリノリだけど自己満足じゃない、はい優勝。
これはもう原点というか、私が初めてかの少年を捉えたチャリティイベントでのオープン照明からそれは変わらない。なぜこんなに好きかというところが凝縮される特別な時間です。
(いきなり現在に飛ぶけどTHEICE公式ツイの七人👈を見て!そういうとこ!)※2
映像だとほぼ見切れになってしまうことが多いけれど、それでもひと目でわかるんです!
推しだから?それは無いとはいえないが、だから推して今に至るのです(鼻息)
(昨年のNHK杯ガラで冒頭素敵カップル過ぎて、あろうことかまさか別人だろうと下位誤認した自分を平手打ちしながら)
…からの、やっと個人プログラムでの出番です。(主題)
あの青いシャツ。
スタートポジション。
はっきりいって心の準備ができてなかった。
自分の中で出来ていたイメージの100億倍素敵だった(ほぼ感想おわり(短
ミーシャのモノクロララランド映像を思わせるしっとりした始まりが、シンプルだけどこれ以上ない最高の鮮やかな大正解ブルーに彩られて、競技プロなのに次々景色がかわるお洒落さと、あとなんだろう、俺を見ろでも俺が見るでもない、一緒に盛り上がろうぜとも違う、優しく手をとろうとしてくれるようなギュッとくる気持ち。
これまでの当人比めちゃめちゃ印象的な振りがあったりするわけじゃないのに、細かな仕草にもすべて色彩られた世界が広がっていて、時空を駆ける旅にでるような。そんな気持ちにさせられるプロだなと、あっもうこれ好き…!伝わって!
痛ポエマーになっちゃう!これ以上はアカン!
めっちゃ好きだしおしゃべりにさせられるプログラムなのにいざあらたまると言語化が難しい!いやそれおまえさんの語彙貧乏のせいやろという突っ込みがきそうですが、
脳内ぱんぱんの二重マスクの中をホカホカにして急いで帰路につきました…
夜回のLIVE放送に間に合うように…
そして前述のシネパラの海に落とされ、ますますこの筆舌に尽くし難い最高さに頭を抱えて日が経過していくのである…
案の定、タイトルに反して肝心のプログラム部分が短いですね…
この夢のような4分とともに、特別なシーズンを歩むのかと思うと、自分がみたかったものをここでぜんぶみせてもらってしまっていいのかちょっと意味わからないみたいな、光速で高揚した感情が込み上げてくるのでした…
現地初見でこんなに掴まれた競技プロあったかな… ちょっと違うけれどパリアメ初披露の衝撃いらいかな…
to be continue…
※2. まだdynamiteを現地で目撃する前の男子みんなで並んでポーズとってる写真をみた段階での話です
NEWニューシネマパラダイス(DOI 7/10ソワレを視聴して)
このあと率直な物言いをするので先に結論からいうと、過去プロのブラッシュアップというかリニューアルなのに、これまでDOIや初戦でみたお披露目時のどれよりも深く胸をうたれました。
私見だけでいうと、2018年DOIの最初のシネパラを現地でみたときの印象をはるかに超えたもの。もちろん当時から大好きなひとが沢山いる、とても素敵なプログラムだったけれども。
いまだから言えると判断したうえのことですが、正直最初のシネパラは彼にとっての課題曲のように捉えて見守っている節が私個人の気持ちとしてはありました。
それまでの競技プロで、メリ!ハリ!とスピードを持ち味としてきた印象があったから、流れるような緩急と伸びやかでゆったりした滑りを合わせて間伸びしないような曲というのはいっけんシンプルでやりやすそうにみえて、淡々とエレメンツ実施するタイプではない彼にとっては逆に困難がともなう挑戦なのではと内心思っていて。
そもそも、外(観客)に向けてエネルギーを放出し、受け取った観客とともにボルテージをあげていくような、そういう強みに秀でているぶん、内向きのしかも静かでエモーショナルなものに引きこむだけ引きこんで完遂するような部分は当時まだ未開拓な気がしていたので。
同時にご本人はそういう立つだけ一漕ぎするだけで存在感をだす滑りにすごく憧れているのはそれまでの言動から感じていたので(ちなみに私もそういうスケートやスケーターが大好きである)、これがやりたかったことなんだなあ、というのはすごく感じたし、実際すごくよく作り込まれていてとても素敵だった。とはいえシーズン中苦労する場面を見かけるたびに、一気に飛躍したいシーズンだろうにもっと得意分野で数字を伸ばすような、やりやすい手順あるんじゃないかと勝手ながらやきもきしていた。
得点や結果どうこうよりも彼のスケートが大好きで惹かれて、なのにいつしか周りを気にしたり数字を気にしたりすることが1ファンの身分でありながら先にたってしまっていた。
勝手なものです。各方位ごめんなさい。
ミーシャとのタッグがすごく嬉しくワクワクする気持ちと、リトルミーシャのままじゃだめじゃん、しかも高難度ジャンプに気を持っていかれてしまってはリトルミーシャの型から抜け出せないよ、がんばれ…がんばれ… みたいな、祈るような気持ちと。
本来なら五輪後のシーズンでなおかつルール変更後であれば、新ジャンルでお試しするに最適な年だったはずだけれど、同年代ならびにその下の若手(フィギュアにもZ年代は確実に脅威)の複数高難度ジャンプを取り入れたうえのオールマイティな波はすさまじく、幼い頃から所謂スター街道を歩んできたわけではない彼にとって、すべての要素を底上げしようと猛烈な鍛錬をかさねているスピードがそこに間に合うのか、新しいことにまで手を広げるのは無謀なのではという超勝手な気持ちもありました。
苦しんでいる姿をみるのもつらかった。
2018全日本で、冒頭ジャンプでみたことないような転倒をしてそのあと立て直すも、終わった瞬間信じられないような表情で口元を覆う姿を、手前のアリーナから友人にお花を投げこんでもらう様子を視界の隅に確認しながら、正直あとのことがその日はもう頭に入らないくらい、真っ白になりながらその姿をいつまでも振り払えずにいた。
今思うと、翌季のこれまた更なる挑戦となったコンテンポラリーでシーズン序盤ジャンプのタイミングがどうしても合わず苦しみ抜いてるかのような姿に比べるとさほどでもなかったのだけど、全日本の前から来てみてくれていたミーシャの前で完成させたプログラムをみせたかっただろうし、目指す舞台に自力で上がるチャンスでもあったし…
あまりよくない言い方を続けてしまったけれど、それはともかくとして、旧シネパラも本当に素敵なプログラムだったし、試合での完成度としても西日本のシネパラなどはとてもよかったし、あの年シングル復帰した大ちゃんを迎えうつのにも相応しいプログラムだった。瑞々しい少年の直向きさがとても合っていたように思う。
ただ、次から次とままならないことが続く競技人生の只中にあるさまを、映画とその愛のテーマに重ねて見ているようでもあった。
そこからの今回
流行病の困難期にあり新プロを断念し前の年を継続した1年をはさみ、新しいシーズンを迎えるにあたって(師匠の匂わせもありつつ)、Life-ganbarudeトーク(命名すな)でご本人から固有名詞はださないまでも新ショートが発表されたとき、おし寄せるようにあのシーズンの記憶が視聴者である私にも伝わってきた。
ganbarudeトークがとても充実していたのでその場は堪能したのち、数日後あらためての発表で目にした冒頭のポーズのあまりの美しさに、聞いてはいたけれどこれは再挑戦でもあるけれど、3年前発表されたときと同じ形同じアングルなのに成熟した今の新しいプログラムなのだなと実感させられた。
年始の名古屋フェスで思いがけずシネパラだったときに想定外で驚いた以上の、忘れることができない熱量を感じて、あのプログラムってこんなグワっときたっけ… という泣きそうになる気持ちに戸惑いすら覚えたのだけれど。
あれがブラッシュアップというかリニューアルされて迎えるこの特別なシーズンに来るのか、という思いが…
脳漏ればかりで実際の新しくなったシネパラの感想が文になってないのだけれど、実際とても言葉にできるものではなかった。
音源は同じで冒頭とフィニッシュは同じ、ただ、友野くん自身がいうように別のプログラムになっていた… 細かい振り付けだけの話ではなく。構成が京フェスでぶっ込んできた翌シーズンからの2クワドになっていることはともかくとして、旧シネパラは青春を見守るフィルムでありシチリアの海面にさす光。対して昨日みたものは、あの頃を包括したような、里帰りして回想する大人のトトの、穏やかさと若き日への心残りに激しさを秘めた胸のうち。
私個人的には映像は冒頭以外はアップにせず全身を引きでみたい主義ではあるが、冒頭の表情を全面に映し出したのは、ずるい以外のなにものでもなかった(まずあれでもうダメになってしまった)
(あえて中身のポイントをあげると、中盤振り返るところの仕草が変わったその一連の動きがたまらないことはどうしてもここにも注記しておきたい)
このプログラムとともに今シーズンを歩むのかと、まともには具体的に言葉にできない胸に詰まるものを感じたのだった…
…そんななか公式パンフに寄せられた3文字の言葉。
気持ちがざわつかないといったら嘘だ、はっきり言えば。ここで嘘ついても仕方ない。
ただ、その言葉の指す意味はイメージしがちなひとつではない。
状況的に世界を目指す全アスリートにとって今季が節目である事実と、もう学生ではない企業に所属する成熟した年代のアスリートにとっては1年1年がまた大切な節目であることも現実で。
だから私は、そこを意識したくない方向にあえて深読みはせずに、しかし、ただ、大切に、ひとつひとつの機会を観られてもたとえ観られなくても、大切に(二度いう)応援していきたい。
その気持ちこそが、自分の核だとなんども確認している。
ただし勝手な想いも付け加えさせていただくと、このところ、若い頃からの盛り上げ上手なショーマンぶりはすでに凌駕しきった、月並みな語彙でくやしいが真の表現者としての深みが凄まじく、これを絶つようなことが仮に近いゴールとしてあるとしたら、それはあまりにも勿体ないし世界の損失(ついにこれ言ったな)(訂正はしない)
…私が友野一希の末端ながら気持ちだけは強いファンなものだからどうしても説得力に欠けてしまうのが本当に口惜しい。
NHK杯エキシで未公開なまま(根にもってます)にそっと書かれた「表現の神」に、字面はいっけんデカいかもしれないけど真の意味でなれると私は実感をもって信じているので。
ひとさまの人生ではあるけども、この世界からぜったいに失いたくない類希な存在です。
もうそこに届きつつある、と、このショーシーズンからとみに感じている。
それを、新しいニューシネマパラダイスをみて確信した。
勝手なファンの思いだけれど、こればかりはどうか届いてほしい。
七夕の願い事🎋(日付かわったけど
インストにあげてくれていた、Lifeオンライントークのプレゼント…
2015MOIヌンチャクの写真にサインとイラストを添えて。…という、トーク終盤の無茶ぶりに、公約通り⁇スケート靴とカワイイゆは菜チャンの似顔絵を描いたものを本当にみせてもらえるというTeam Ganbarudeのアフタースペシャルが実現し、本来なら当選したひとの特権なのにお裾分けいただけてとてもありがたいことでした(すでに抽選ハズレるの前提な物言い…笑
2015真駒内全日本の記憶には特別なものがある。
といっても冬の寒冷地遠征が不可能な身分である私にとってはお茶の間アリーナ「真駒外」だったわけですが
しかもこの年はまだ近年と違ってシングルも全滑走放送がなかった頃で。第○グループ、カメラ回ってる!カバーかかってる(おこ)…と、一喜一憂する現地様のレポ頼みでしかないので見てきたかのような大きいことはなにも言えないのですが…
とはいえそのようななか、その年友野くんはジュニアながら初めてショートから放送枠に乗り、お茶の間にふれるきっかけとなったメディア的には幸運な試合だったように思う。
先だって全日本ジュニアで、日本のジュニア男子初めて4Sを加点付きで着氷し、(サルコウジャンパーじたい今と比べて少なかった)2位表彰台となったことでにわかに注目され始めたタイミング。クワドラプルに初めて単独ページが載った直後でもあった。
ショートを12位で終え、フリー滑走順抽選でなんと最終G直前の18番を引き当て、煽りのために無慈悲に編集されがちな地上波放送にも映してもらえ、
…ただ滑走順のプレッシャーもあってか残念ながら全Jr.のように前半の波には乗れず、シニア編曲でいっそうハードになったマハラジャは悔しさの残る結果になったのだけれど…
また個人的な話を冷や水的に差し込むが、私はこの頃いっきに推し度が爆発してしかも同時に激しく拗らせてもいたので、お茶の間にいながら我慢ならず試合終わってからというタイミングで初めてのお花とカードを、急な思い立ちにより現地様に託した経緯もある…という、現在に至る推し活の転機となった全日本でもあった
…それはさておき、
代表入りかなわずちょっと切ない気持ちでMOI放送をみていたところ、目に飛び込んできたのが突然のブルースリー。
しかも、ヌンチャクさばきがやたら上手い
一緒に踊る相手がみえるようだ、というのはよくあるが、格闘する相手がみえてくるというプログラムは衝撃的な新しさ… しかも、あっパンチくらった…ダメージ受けてる… とか何ごと…
世界ジュニア代表としてお茶の間に紹介されるところがみたかったなぁ…、という気持ちを、いやしかしこういうところが見たかったしこういうとここそ最高では!?!?!?
という語彙も崩壊する気持ちに満たしてくれたのを思いだす。6年前。
その後、国体で初めての首位発進をするもフリー終わってみると結果優勝は逃すという悔しさもまた残しつつ、ジュニア最後になる来季にを見据えたいいシーズンだったのでは、最終戦の海外派遣もがんばってねと思っていたところに、突然の世界ジュニア繰上げ出場の報が飛び込んだのだった。
この経緯はリアルタイムで情報を追っていて、いまも生々しく、そして胸がぎゅっとなる
前回もちょっと触れたが、素直に喜んでる場合ではない気持ち(自制)のほうがこのときは本当に大きく、気持ちを抑えこんでもとあった拗らせに拍車がかかる複雑な胸のうちも生々しい記憶。
見守るスケオタタイムラインをよそにご本人は迷ってる猶予もなくいちばん最後に現地到着して1番滑走で滑ることが決まり、
この時デブレツェンで受けた現地メディア取材の記事は(スクショに保存して)(おい)今でもふとした折ときどき読み返している。
初めての、本当に急なJW出場の個人結果は15位。数字だけみたら一見地味だがPB更新。
女子はダブル表彰台なうえ全員入賞していたし、男子については前年のような華々しいものでは無かったかも知れないけど、大好きな先輩たちと力を合わせて死守した2枠はほんとうに貴重なものだった。
あのときフリー最後に登場した優くんの緊張感がパソコンの画面越しに痛いほど伝わってきたのがいまも忘れられない。
みんなすごいがんばった…
そして戦い終わってガラの時間
まさかの、ふたたびの、ヌンチャク
え??あんな急だったのに持ってきてたんかい!
カズキトモノさいこうだな???
…手前勝手ながら、私はこのとき、満足してしまっていた…
というか、至極突然の代役からの責任は果たし、エキシまで!ナニワのエンターテイナー世界へ!リガ(JGP)の借りは返した!くらいの気持ちでいた。
やはり出られなくなった選手の経過が気になっていたし、今回ここはもうこれでじゅうぶん、くらいのつもりもあった。
だけど、後々のご本人の言葉から、この試合が同時にすごく悔しかった試合として心に残っていた事を知る。
当時とて、後日のJsportsで放送された演技後インタで、「草太においてきぼりにされないように」の一節がとても印象的だったが、おそらくあの時初めて、いっけん歳よりあどけなくすら見える明るく屈託なさそうなイメージの奥にしっかりと潜む、アスリート友野一希の精悍かつ理知的な自己分析と丁寧な言葉選びを耳にすることになり、私(1オタク)の思い(重い)はますます深みにハマっていくのだけれど…
日付け変わって昨日は七夕、
あの転機となったJW出場の翌シーズンの始まり、長岡で開催されたDOIでいきなり本気のショートプログラムを見せられたあと、Twitterで七夕の願い事として、
「自分でつかむ、勝ち取る」
とのつぶやきがあがった瞬間、願い事なのに決意かよと突っ込むと同時に、彼の決心が叶うように願うのがオタクのつとめだと心の短冊に呪文のように繰り返し書き記したのだった
今年も明日からDOIがはじまる。
6年連続6回目の出演。
基本メダリストとチャンピオンシップ代表選手の出る強化エキシビションゆえ、海外ゲストなどがいればことしは出演叶わなかったことかもしれない。ていうか正直いうと出演者発表に名前をみつけて驚きすらあった。GPのエントリー権同様、なにごとも当たり前ではないのだ。ついこういう物言いばかりしてしまうがただ本当に、あの年から毎年出演者欄に名前を連ねてきたことは決して簡単なことではない。
…これは常にトップポジションの選手を当たり前のようにみているばかりのひとにはピンとこないかもしれないけれど。(嫌味とか皮肉、妬みなどでは決してないです)
あの頃からスーパーサブとか代打の神様よばわりに複雑でリアルには気持ちがしんどい思いもしてきたけれど、どんな時代もそういうポジションに居続けられる、しかも有事の際(物騒だな?)には結果も残す。それは並々ならぬこと。それだけの鍛錬を普段から重ねている、実は隙のない粘り強いアスリートであることを、私はすごく尊敬し誇らしく思っている。
どうか自分史上最高の年にしたいと話しておられたシーズンが、その積み重ねたものが実を結びますように。
ぶ厚い雨雲の向こうの星に願いを捧げます🎋
そして、まだ日付け変わってない海の向こうの師匠にもはやく逢えますように、そんな安全で健康の不安がない世界に早くなりますように🎋
新年によせて(久々だからと語る語る
書きまとまるのは年内か年越してからになるか…
(年越しました)
スケート大晦日の朝、起きたらアサインが発表されていて、いつもと違うシーズンが終わりを告げることを急に自覚させられた。
急にというのも前の年までは、大抵6月になるとすぐいつアサイン出るかと話題になり始め、中旬になると毎日そわそわして例年は何日だった何曜日の何時頃だったなどと眠れぬ年末を過ごしていたもの。
それが昨年途切れたことで、こんなにも感覚が鈍るものかと(見てるだけ待ってるだけのひと
選手のみんなはどんな思いで黙々とはっきりしない実戦に備えて鍛錬していたのだろうかと思う…
自分の話だけれど(ていうかここ基本ぜんぶ自分語りなのだけど)、この書き置き場を作ろうと決心したのはそのシーズンのNHK杯フリーが終わって帰り道、大きな月の光を右頬に感じながら高速道路を飛ばしているときだった。
いつものアサインによるエントリーとは違う、ほぼ自国選手からなる2020年GPS。友野くんにとって、先の五輪シーズンにシニアデビューして、当初エントリーされなかったところに欠場があっての急遽代打出場して以来の、2017年振りだった。
会場は違うけれどあの時と同じ地元大阪での開催で。
本来ならNHK杯にエントリーされると、わりと早い時期から大会公式の宣伝や話題に出てくることが多い。NHKというだけあって、所謂スケオタのみならず、全日本地上波やってたら観る…くらいのお茶の間にも出場選手の名前や情報がそこそこ認知されるもの。
それが、前回の初出場時は事情が事情もあり、大会パンフレットにすら居ない状態での急遽代打だったので… 報道に出たのも1週間前の西日本が終わった翌日という
(このあたりの話はまた別のタイミングで書き残せたらなと思うのだけど、誰かの欠場による繰り上がり出場の機会のたびに、当時の自分はまだ気持ちが揺れて揺れて、応援したいけど神妙でいるべきだという気持ちのほうが上回り、必要以上に自分を律していた)
…その、初出場NHK杯のエキシビションを観ながら、次は初めからエントリーされる機会がありますように。その時は悔いのないようどこに向けても全力で応援しよう。
と誓ったのだった。(誓いながらその後も迷走するよね君は←
ともあれそのシーズン、急遽だったけれど爪痕を残しファンを増やし、おそらく男子でいちばん沢山の試合に出て最後にやはり代打によるワールドに… そして、自力でアサイン2枠の権利を得るまでの成績とランキングを掴む姿を画面越しに凝視することになろうとは。
とはいえ、一気に世界にでたその翌シーズンから、トップで競いあえるためにフルチューンするべく厳しい研鑽とハイレベルな戦いに揉まれ、なおかつ普通に通学する大学生アスリートとしての立ち位置も変えることがなく、それは急な人気と裏腹に応援する身としてもとても気持ちが鍛えられながらの時間が始まったのだった。、と、ここはオブラートに包まず書いておく。
そんな日々からの、ようやく道筋が澄んできたかのタイミングでの、流行り病であらゆることが混沌に。
工事も挟みホームリンクは度重なる閉鎖、シーズン最終戦となる派遣は中止、オフシーズン渡航もならず…
勿論それは世界中の選手が多かれ少なかれその影響は被っていて、誰がどれくらい大変だったかとかいう問題ではないし、本当に厳しいことになった選手もたくさんいるのだけれど、公認試合があること…つまりWSの細かな変動が、GPSの出場権に左右する位置づけの選手を応援する立場としては、一つ一つの避けて通れない現実がシビアに感じられて。
誰だってチャンスがあれば逃したくない。今までもそうだったように。
その状況で突入した昨季(書いてる途中で年越したので昨季になっちゃった)、
ポイント付かないオープン戦のような形で自国選手中心のNHK杯が開催されることとなり、そこに初めて最初から名前を連ねたのでした。
前年に大阪開催と決まってから、誰がエントリーしてもぜったい現地観戦するぞと公言しながら、今度こそ自力アサインで事前の公式サイトオープンからバーンと出られたら…と内心期待もしていたところに、思てたんとチョットカナリチガウ、形だったけれど。
…GPS6戦のうち2戦が中止になったのを思うと開催された大会に出られたのでそれはよかったです…本当に
準備していて無くなるのは…選手もちろんファンにとっても想像を絶するやるせなさだと思っている…
そのチョットチガウNHK杯、五輪メダリストこそ入ってないもののほぼ全日本のプレマッチといっても過言ない顔触れになり、当然ですが公式の選手紹介もいつものとは違う。人数多いんだからまあ仕方ない。メディア的に旬はやはり超新時代の幕開け的な。うん、仕方ない。実際すごいし。
仕方ない、けれど、やっぱりもうちょっとクローズアップされるところも見たかったななどと、手前勝手な欲をかいたまま当日を迎え。
有り難いことに、そのシーズン初めての有観客試合となり、通しで現地観戦できたのだけど、
思えば本当に久しぶりに、記憶が正しければ私にとっては2018年西日本ぶりに、当日の公式練習からみる機会に両日恵まれまして。
…いまからちょっと遠慮ない素直な感想を綴りますが(前置き)
そこでいちばん応援しているひとが、自分の勝手な固定観念を超えて、すごくすごく強く美しく、隙をいっさい感じない練習時間いっぱいを過ごしているのを目の当たりにして、誤解をおそれず言うと、ある意味本番の試合以上の強い衝撃をうけました。
それはもちろん贔屓目もあったかもとは思うけれど(遠慮)、でもそれだけじゃ決してない、本当にこのひとすごい選手になったんだな、って、超、超今更だけど強く感じて、その2日間の練習をみるかぎり、いちばん(あえていう)仕上がってみえた。そのくらいストイックに響くものがあって。
粘りとスピードが共存する滑りと、練習からすでにやみくもではなく精密に確認するようなジャンプとスピン、ステップは流すような速さながら爪先指先まで高速正確にポジションをやりきる、
無論この時間をどう使うかは個々のスタイルがあり戦略なのは百も承知なのだけれど、ここに来るまでにきっちり準備してきて、残された時間を寸分も無駄にせず本番の舞台に臨むのだな、その姿をここでもうジャッジにお見舞いするのだな(言い方)という並々ならぬ気概…と感じ受けとったのでしたわたくしは。
話がブォン!と飛ぶけれど、クワドラプル最新号のかおちゃんとの対談で、どちらかというといつも相手を褒め上手で終始しがちな友野くんの(そういうとこが良いのだけど笑)絶品のカオリスペクトに対して、今回とてもストレートにおそらく飾ることもなく練習の姿勢に対する賛辞を語ってくれていたことが、素直にすごく嬉しかったのですが。
たしか昨年の強化合宿あたりに誰よりも頑張ってると彼自身が言っていた相手に、誰よりも頑張ってると同じ熱量で言われてることが、大袈裟じゃなくあの試合前の練習時間に詰められていたのだなと、今になって思い返してもつよく感じるくらい。
海外観戦などでみるタイミングのある方はもとよりご承知かと思うとなにを今更感かも知れないですが、ただそれでも、きっと、海外現地様のレポお裾分けを拝聴するも、おそらくこの見るからに体格の変わったシーズン、実戦など目に触れる機会のない間にも進化をしてたよなと思います。そしてそれはきっといまも続いているんだろうな、って。
その試合本番は、済んだことだがご本人が公言されたから自分も正直いうと、いままでになく特別な悔しさが残った試合になった。その気持ちから、書き残し場を設けようという思いに至ったので
なんていうか、あの夜の月はめちゃめちゃ綺麗でした。忘れられない
話があちらこちらにいきますが、冒頭に戻って、目覚めたらアサインがきてた昨日大晦日の朝、正直ついでにいうとやはりいちばんにMenの(JPN)の枠に目がいき、名前があるか、2戦あるかを確認してしまいました。JPNだけでも層が厚いのに出場権を得るのは当たり前でも容易でもないので。どこにも名前ないところからのシニアデビューだったので。発表から時間たってたけどニュースとか読まずにまず4枚の表から見たので意外なところに初戦をみつけるまではどきどきでした…
ツイッタで言及されてたの見かけたけれど、あの代打NHK杯初出場からの代打ワールドで、今後のスケート人生を左右するという覚悟で掴んだGP2戦を、維持し続けるのも本来ほんとうに簡単ではない。
私は節操のないヤツなので、どこにアサインされてても、エントリーみて「推ししか居らん!」てなるし、これだけ長々とひとりについて語っておきながら、なんなら他会場のエントリーみても「推ししか居らん」し、なんだかんだ言ってNHK杯に至っては毎年「推ししか居らん神大会」(おい
それくらい魅力ある選手ばかりの中でまた今年も応援させてもらえる喜びを感じています。そして存分に力をだせて、できたら笑顔もみられたら嬉しい。
そのためにも…、というか、しかし何より、すべての予定される試合が欠けることなく安全かつ無事に開催されますように。問題なく渡航でますように、と祈るばかりである…
何もかも違うシーズンをはさんで4年にいちどの特別なシーズンに入った…とはいえ、一昨年より前の状況ではないなか、
学業両立している選手ではなくなり、企業に所属するTHEアスリートという立場になられた。
そうなればいいなと願っていた所属決定の報せには嬉しくてつい浮き足立ったものの、友野くんという競技者ご本人の姿勢をイメージするに、もしやいままで以上に競技に対してシビアでストイックな面もでてくるかもしれない。学連の試合なんかでわちゃわちゃしてた同期ももう卒業して居ない。ていうか、出ない。
こちら側に見えてくる景色はどんなふうか今までと変わりないかはわからないけれど、ただ、その気持ちは忘れずに、敬意をもって、大切に応援していきたい、と、あらためて感じています。
と、いう新年の抱負。
充実したよい年になりますように。
■
例年とはまだまだ状況が違うとはいえ、楽しいアイスショーのシーズンに入り、前回から間あけずに更新する気まんまんだったのですが
投稿しようと張り切って準備してた日にちょっと(ちょっと?)しんどいことが起き、一気に落下、
よわよわメンタルヘルスなので暫し時間を要してしまいました(2週間て!
乱文のくせして書くのが大好きマンなのに気持ちがダメだとほんと引きずっちゃう
とはいえ私の都合心情は関係ない!のでここのスペースでは触れないことに…お察しいただければ😊
この続きに下書きしていましたが溜め込んだがために情報量がえらごとになり、なかなかまとまらなくなったのであらためます笑
切り替えだいじ。
それより今日は最多出場のオンライントークの日
楽しみですね〜
ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!
祝お誕生日🎉
前回のレポが途中なのでここに敢えて挟まないつもりでしたが
ていうかすでに日付け変わって朝になっちゃいましたが
おめでたいので触れないままにはいかない(性分
友野一希さん
23歳のお誕生日おめでとうございます🎉
こういう特別アニバーサリィともなると、限界オタク思考からは「この世界に生まれてきてくれてありがとう」に終始してしまってあらためてきちんとした言葉が紡げないのですが
たしかご本人は、お名前の由来について、「一つの希望に向かって」といった話をされていたように記憶しておりますが、わたしはかねてより勝手に、かずきのき、希はマレだと思っていて。
「ただ一つのたぐいまれなるもの」
だな、って。
どうしても古今層厚ジャパン、競技成績やネームバリュー、レジェン度、わかりやすい見た目の華やかさなどで盛り上げがちですが
そういったものに頼らなくとも稀代のエンターテイナーとしての立ち位置を、
年若い頃から不思議と観る者を惹きつけてきた(あまり好きな熟語じゃないのだが敢えていうぞ)唯一無二の、オーディエンスの手を引っ張って(比喩)ひとつ上のテンションに引き上げる才能というか存在感。
普通の学生とか甥っ子にいそうとかお小遣いあげたいとか言われてきましたが、
わりとかなり恐ろしい子だと思ってる笑
こんなひとそこら辺にはいません笑笑
本業競技アスリートだから、五輪メダリストがごりごり前にでてる特殊な世界だから、まだまだ気付かず軽くみてるひとたくさんいるかもしれんけど!
簡単にいうと、
軽くみてるとこんな人もうそうそう出てこないしあとから後悔するぞ!!!(モンペメンタリティ
本題から逸れた。落ち着くべき
祝詞なのかこのアイスショー行脚の総括なのかわからなくなってきた
あちらは気持ちの動揺おさまらず中途ですがまだ続けますよ!?(需要は知らん
ともかく、昨日は日付変わってわりと早くから気配(ツイッタの22→23)があり、午前のうちからちょこちょこTLに出没、本当に珍しいことに、IGSをミシン目にしてお祝メンションつけたりして。
意識的にそういうアクションするようにしたのか、いまが充実しておられるのか、あるいはもしや場所柄練習環境の件でヒマ…時間に余裕があったのかは分かりかねるけれど、ただ、元気でおられてオープンにアクションする心もちなのかな、いいお誕生日を過ごせているのかな、というのがうかがえて、ただそれだけで、婆はとてもとても幸せな気持ちになりました。
ツイッタ名(年齢)表記になったのは18歳のときから。某局のテロップに(16)とわざわざ間違えて載せられたのがきっかけだった。当時みんなウケてたがヒドイぞ!
あれから5回数字が変わる(生存確認)のを無事みれて感無量
今年も全力で頑張りますというストレートな文字列がとても嬉しい
どうか皆んなを盛り上げ楽しませると言われるひとが、ご自身の喜びと幸せから滲みでる笑顔になる、そんな姿が垣間見られる23歳の1年になりますように。
そして次の数字もまた穏やか幸せな気持ちで変わる瞬間にいられたらいいな。
あ、あらためてのツイートはこないかなと思ったら今きたよ!!
おめでとうおめでとう
友野一希さんらしさ全開の23歳になりますように
SOI2021 と思い出すこし①
なにもかもが例年とは違うシーズンが終わり、1年越しのアイスショーシーズンに入った。
昨年…2020年の、当初楽しみにしていたSOI大阪公演は中止払い戻しになり、他会場や他に開催予定だったアイスショーも続々と中止。先行きがみえないまま延期扱いとなっていた横浜公演が、日程や出場者も二転三転するなか開催されることになって。
本当にやるのか観客は入れられるのか、決まって日程が差し迫るなかギリギリまで海外キャストを待っていたがついぞ入らなくて。
…ただその代わりに、2017年いらい4年ぶりに友野くんがゲストとして追加されていた。
2017年のSOI横浜といえば年明け1月の開催で、自分が行ったときは前日あたりからの大雪で新幹線が徐行運転する中でのエクストリーム強行。この時の友野くんはジュニア最後の年にしてついに全日本Jr.を制し、続く全日本選手権で5位に入りJW代表として急激に注目されるようになった年だった。
わたしはこの頃、世界にむかって一気に駆け出していった彼を、こんなこと最初で最後かもしれないから、と自分に言い訳をして、とにかく相当スケジュール的に無理しても出るものには行こう、と必死になっていた。0泊3日みたいなことを始めたのもこのシーズンあたりからだ。
この頃の友野くんといえば一緒にでていた全日本Jr男女表彰台の6人のお兄さん的存在で、まだ高校生だったけど決して自分が出過ぎることもなく、苦労してここまで来た立ち位置みたいなものがそうさせるのか、自分より年若いながらネームバリューがあり才能もあふれる後輩のみんなを本当にうまく盛り立ててつつ、個人は個人でこのSOIのためだけに遊び心ある(小ネタを仕込んだ)新プロを用意して観客を沸かせていた。
日本チームのグループナンバーに使われたあの年大流行の恋ダンスも、私の記憶が確かならジュニアっ子は最終日だけの参加だったにも関わらず、完璧に準備してきていて余裕のパフォーマンスだった……のは、現在の姿からも容易に想像つくと思う。
これは私の主観で贔屓目もあるのだろうけど、こういう時の彼は、持ち前のセンスだとは思うがかなり完璧に合わせてきて群舞として目の前の観客にコミット、周囲からやテレビカメラ見切れレベルでもひそかに目を引いているのに、不思議と、俺が俺がというか俺を見ろ的なドヤドヤしさを感じさせないところがある。ちょっとくらいあってもいいんじゃないのと思うけれど、見事に、無い。
もちろん個人の出番では目一杯のパフォーマンスでアピールなのだけど、それも、ぐいぐいオラオラいって惹きつける、というより、似て非なるというか、オーディエンスの目線まできて一緒にぶわっと盛り上がっていく感じ。うまくいえない。伝われ。
端的にいうとやはり、大ちゃんの言ってくれてた「観客を置いてきぼりにしない演技」というやつ?
たびたび引用されていて、彼の中でも支えになった大切な言葉らしいのだけど。本当に言い得てるなと思っている。大ちゃんありがとう🥺(便乗
上手い選手、魅力あふれる選手は沢山いるのに、それでも彼の滑る姿がたくさんの人の印象に残ったり愛されるのはそういうところかなと。
贔屓目ですかね。まんざら贔屓目だけじゃないと思っています。
そんな印象がすでにしっかり出来上がっていた2017から4年、
高校生だった彼がこの春大学も卒業。シニアになって本当にいろんなことがあった。
決して順風満帆で来た道程とはいえないかも知れないけど、すっかり大人のスケーターになり、あの頃から桁違いのファンを増やして、横アリの舞台にまた立つことに。
ただ、SOIといえど今回は様相が違う。
本場の北米キャストが不在で、むらくん以外現役選手ばかりのオールジャパンSOI。DOIですか。いいえSOIです。スターズオンアイスです。
しかもソチ・埼玉ワールドからの全国ツアーとなった2014以来、7年振りに羽生くんの出演が公演20日前にして確定、一体どんなショーになるのか正直予想もつかなかった。
漠然とするなかなんとなくだが、このあと立て続けに八戸公演、さらにPIWと予定されていたこともあったので、まだ見ぬ新シーズンの競技プログラムをお披露目して、今年は特別大切なシーズンになるのだからたくさん滑り込む機会ができるなら何よりだ… などと勝手ながら思い込んだりもしていた。
初日の現地レポが流れてくるまでは。
(長すぎるので続きはまた