スケートと浪速のエンターテイナーとスケート

大好きなフィギュアスケートとその競技界で奮闘する友野一希選手について語ります

新年に寄せて2022-23

ツイッタではスケオタ忘年会で現地観戦まとめやシーズン振り返りが賑わっていた

が、タイミング逃してすっかり寝落ちていたのでこちらでマイペースに逡巡したい



2021-22シーズンの始めはDOIからだった。

そう、史上最高シネパラへのはじまり。


もっとも私が現地でみたのはララランドだったけども。

初見の鮮やかなブルー、新横浜のショート南サイドを、風を切りながら広げた右腕から風を感じたあのわくわく感は忘れられない。


そういえば、飲まず食わず誰にも会わずの1公演エクストリーム遠征、その時のDOIは昼公演ララランドみて即帰宅からの夜公演シネパラをテレビで観たのだった。ちなみにザアイスも初回昼公演を現地でみて即帰路、ゲリラ豪雨の車内で配信の夜公演を視聴しましたね… 現地でないときにかぎってシネパラなのは何故と泣き笑いしながら


ところで当時のログにも迷い迷って控えめに書き残していたが、正直この年の始まりは覚悟からだった。五輪シーズンだからというより… 会場前の立看板に意気込みとして書かれていた文字が「集大成」だったから。


そりゃもう、仕方ないとはいえツイッタランドでは勝手に解釈しざわつく人達は当然ながらいて。大抵みえるところで言及しちゃうのは「同担」でないところがだけども。当該ファンは本人の言葉をまずそのまま受け止めつつ、深読みはあえてしたくないという感じだったのかな。ええ私自身はそうでした。意味するところはひとつじゃないだろう?と。


ただ、何があっても後悔しないように大切に応援する、見守ると腹を据えたきっかけとなったのは事実。友野くん自身も全日本前のカウントダウンでどうなっても後悔しない準備がととのってる旨を申されており。

年齢、立ち位置、特別なシーズン。いやそんなまだまだと思ってはいても、ほんの数ヶ月前に同期を見送った記憶も新しく腹据えざるをえないでしょうがと。

もっとも「集大成  史上最高」であると試合が進むごとに自然と入ってきたけども。



そんなわけで、このご時世もあり周囲に黙って突発的に越境するのはよろしくないという手前側の覚悟も重なり、決して推し活を家族に知らせずなるだけ感じさせない(漏れてるかはしらん)個人的スタンスを崩し、この年の全日本に向けてきちんと話して(余計な感情面までは伝えないが)、計画を立て予め宿もとり(ネカフェではなく!)…というごく基本的な準備をして臨むようになったのも、そこそこ現地会場に足を踏み入れるようになってから実はほとんど初めてであった。ひどいな笑


自宅から通えない現地は行かない(新幹線で往復上等)、翌日の朝までに帰れないところには行けない(ヤコバを逃しネカフェからの始発はギリセーフ)と決めていた自分としては相当の覚悟を要したわけだが。

ともあれ、自分自身スケオタとしてひとつ踏み込んだシーズンでもあったわけだ。

ただまあ、毎回はできないので(血の涙)

気持ちだけはクソデカいがそれだけではどうにもならない身の上、これでも有り難いと思わねばならぬ(血の滝涙)

自分のなかで折り合いつけながらどこからでも大切に応援していられたらと思っている



いや自分の話はいい。

ただまあこうやって身にあまる経験ができたおかげで、スケオタとして、特定選手推しのいる1ファンとして、世界いち幸せと自信もっていえる光景を見て感じさせてもらえたことは生涯の宝物にしたいと思っている。

客席からは声出し叶わないにもかかわらず、さいたまスーパーアリーナが揺れるほどの手拍子、拍手、スタオベ、熱気

それを操っていた鮮やかなブルーの友野くんを私は生涯わすれない。


もちろんそこがゴールなわけないのは百も承知なのだけど、これぞ、一片の後悔もない時間だった。何が好きか、自分はなぜフィギュアスケートを観ているのか、ひとつの最適解だった。幸せである。



実はそれまでの自分のなかでの最適解はJGP横浜のフリーだった。53ヶ月越しの。

ジュニア筆頭で迎えたシーズンとはいえ国内でも前年から注目されていた選手たちは他にいる中だったあの時とは立場も局面もまるで違うし、あの日も今回もモットスゴイ演技の本命達はいた。今も一歩先を行く好敵手だ。ただもう誰になんといわれようともあの時間の我が推しは最適解だったのだ


おそらくそのあと代打の代打モンペリエのシネパラが最高の高だったように、この先もまたフィギュア最適解を更新してくれる時が来るかもしれないしそれが現地で感じられたらめっちゃラッキーだがそうであろうとなかろうとも、とにかくそんな姿を楽しみに新しいシーズンを迎えたい


1年前には、どんな気持ちで次の年越しを迎えるか正直あたま真っ白でさえいたけれど、まだ見ぬ一新されたプログラムとルール改正、それに加えて、こんな未来はちょっと予想できてなかったほどの自己開放というのか氷上パフォーマンス以外での発信が豊富で、

特定推しの前に競技ファンであるゆえの五輪後特有の寂しさがどうしてもわいてしまうところを、その何ともまた別の違う期待に変えてしまう力さえあるなと。



直近non-no webの記事中にあった、LA滞在中に2年半ぶりに再会したミーシャと交わしたというスケートに対する思いや展望、どんな形にしろ未来を感じさせてくれるくだりがさりげなく入っていて涙がでるほど嬉しくヒマさえあればそこ読み返しに行ってしまう。

友野くんの内から出るパフォーマンスが、スケートが何にも代え難くとにかく大好きなんですよ。


どうか怪我などなく、心身御健やかに歩まれてほしいなと願っています。




今年もいいシーズンになりますように




(以下追記:20220701 夕方)


ここまでの文面をちくちく綴ったのが今朝未明、遅出の出勤準備をしているところに本人からの通知が飛び込んできた────


正直いってこんな新年になるとは思っておらず、またも動揺してしまっている。まったく修行が足りない。

所属先との契約満了はニュース記事にも上がり、またまたまた勝手にざわついてしまうひとも。

まあ自分もしっかり狼狽えましたけども。


それでも、ご本人からの出された言葉を読み、読めば読むほど、なんて誠実で素敵な人だろうと思ってしまう。知らんけど。大好きだ。(どさくさ)


今は出されたことしか分からない、わざわざ律儀にプロフが原点のクラブに記載してあることしか読めない。

何か先のことが決まっているのか、いまはとりあえず白紙なのかも、分かりようがない。当たり前だ。

ただ願うのは、恩返しできるようにという言葉が叶えられるよう、集中できる環境がととのい守られること。


しかしなんと動揺してる間もなくこれからすぐDOIが始まる。

happyをお届けしてくれるひとが、happyじゃなきゃ始まらない。



友野くん、何が変わっても変わらなくても、どんなときだって応援しているし、あなたのhappyを全力で願っています。


(さあ続きはこの目でみてからだ!)